牙を向ける瞬間。
時々ふと思う。
手の冷たさは、心の冷たさの表れなのかな。
だとしたら相当…、私は冷淡なんだろうな。何、この冷たさ。
昔からそうだったけど、
誰かが落ち込んでいても気のきいた言葉なんて掛けられないし、
慰めの言葉も掛けられなかった。
頭では色々考えるけれど、
どれも陳腐というか無力過ぎて気休め程度にしか思え無くて、
言葉にすると余計白々しく思えてしまうから、何も言えない。
でも、私はそうであっても、
相手はもしかしたら、何か言葉がほしかったのかもしれない。
気休めでもいいから、
何か言葉が欲しかったのかな…って、時々思い出しては考える。
矛盾してるけど、
言葉がほしい時というのは必ずどこかにあって。
もしかしたら、相手の「ほしかった時」はこの時だったのかな。
同じ立場に立たないとその人の気持ちなんて半分も理解出来ないから、下手に言葉を掛けたり同調するのはなんだか失礼な様な気がしてた。
あくまで個人的意見・考えとして言うだけならいざしらず、わかりもしないのにわかったようなことを言われるのはなかなか気持ちのいいものでは無いから。
母親の手はいつも温かい。
氷のように固まってるものがなんだか溶けていくようで、安心する。――溶けてもまたすぐに、戻ってしまうけれど。
気持ちがひんやりする。
踏みこまれたくないところに侵入されると、
途端に牙を向けたくなる。
自分のこと本当に考えて、想って踏みこまれるならまだいい。
でもそうじゃない、ただの好奇心で踏みこんでくる人もいる。
気持ちのどこから出てくるのか、すごい嫌悪感。
好奇心旺盛なのは別段悪いことじゃ無い。――だけど、
これは自分にも言えることだし気をつけないといけないけれど、
正直その好奇心を強く押しつけられるのは余り好い気がしない。
オープンな性格や考えの人にとっては「別にそれぐらいいいじゃん」って思うことかもしれないけれど、……それも人によっては踏みこまれたく無いことだったりする。
自分とまるで違う考えを持つ人の気持ちを察するのは、なかなか難しい。傾向が似ていれば多少は察することも出来るのに、あまりにも違い過ぎて理解出来ない。
そういう考えの人もいるんだな、…とは思うけど、
それを受け入れ尚且つそれに応えることは自分には出来無い。
煽ってるのか挑発してるのか知らないけれど、
軽い気持ちで人の中にそこまで入らないでほしい。
好奇心だけでずかずかと入られても、正直迷惑だ。
噛みつきたくなってくる。
根本的な価値観だって違う。
違うこと自体は人それぞれだからそれはいい。
けどそれを何故強く他人に押しつけるのかが理解出来ない。
わかってほしいって、
切実に自分の考えや気持ちをぶつけてくる人とはちょっと違う。
自己満足のために押しつけてくる、そんな感じ。そういうの厭。
手の冷たさは、心の冷たさの表れなのかな。
だとしたら相当…、私は冷淡なんだろうな。何、この冷たさ。
昔からそうだったけど、
誰かが落ち込んでいても気のきいた言葉なんて掛けられないし、
慰めの言葉も掛けられなかった。
頭では色々考えるけれど、
どれも陳腐というか無力過ぎて気休め程度にしか思え無くて、
言葉にすると余計白々しく思えてしまうから、何も言えない。
でも、私はそうであっても、
相手はもしかしたら、何か言葉がほしかったのかもしれない。
気休めでもいいから、
何か言葉が欲しかったのかな…って、時々思い出しては考える。
矛盾してるけど、
言葉がほしい時というのは必ずどこかにあって。
もしかしたら、相手の「ほしかった時」はこの時だったのかな。
同じ立場に立たないとその人の気持ちなんて半分も理解出来ないから、下手に言葉を掛けたり同調するのはなんだか失礼な様な気がしてた。
あくまで個人的意見・考えとして言うだけならいざしらず、わかりもしないのにわかったようなことを言われるのはなかなか気持ちのいいものでは無いから。
母親の手はいつも温かい。
氷のように固まってるものがなんだか溶けていくようで、安心する。――溶けてもまたすぐに、戻ってしまうけれど。
気持ちがひんやりする。
踏みこまれたくないところに侵入されると、
途端に牙を向けたくなる。
自分のこと本当に考えて、想って踏みこまれるならまだいい。
でもそうじゃない、ただの好奇心で踏みこんでくる人もいる。
気持ちのどこから出てくるのか、すごい嫌悪感。
好奇心旺盛なのは別段悪いことじゃ無い。――だけど、
これは自分にも言えることだし気をつけないといけないけれど、
正直その好奇心を強く押しつけられるのは余り好い気がしない。
オープンな性格や考えの人にとっては「別にそれぐらいいいじゃん」って思うことかもしれないけれど、……それも人によっては踏みこまれたく無いことだったりする。
自分とまるで違う考えを持つ人の気持ちを察するのは、なかなか難しい。傾向が似ていれば多少は察することも出来るのに、あまりにも違い過ぎて理解出来ない。
そういう考えの人もいるんだな、…とは思うけど、
それを受け入れ尚且つそれに応えることは自分には出来無い。
煽ってるのか挑発してるのか知らないけれど、
軽い気持ちで人の中にそこまで入らないでほしい。
好奇心だけでずかずかと入られても、正直迷惑だ。
噛みつきたくなってくる。
根本的な価値観だって違う。
違うこと自体は人それぞれだからそれはいい。
けどそれを何故強く他人に押しつけるのかが理解出来ない。
わかってほしいって、
切実に自分の考えや気持ちをぶつけてくる人とはちょっと違う。
自己満足のために押しつけてくる、そんな感じ。そういうの厭。