思いつきの言葉なんて、たった一瞬の幻。
その時はどんなに嬉しくても、
後々その言葉はきっと悲しくなる一因としてでしか、
自分の中には残らない。
ユメを語らうのは確かに楽しいけれど。
だけどなんの確証も無いユメの言葉なんて、私は欲しく無い。
なんのかたちも残してくれない音。
言葉ほど信じられないものはないのかもしれない。
本気にとったら最後、……後で自分が惨めになる。
思いつき、なんとなく。
そんな軽々しい気持ちで言ってほしい言葉じゃ無い。
そういう言葉が言いたいだけなら、他の子にすればいい。
……口約束じゃね、
相手のこと、詰ることも出来ないんだよ?
なんの責任も、なんのかたちも無いから。
だから最初から、そんな言葉はいらない。
本気にならないなら私は本気にならない。
欲しい言葉は、有言実行に出来る言葉だけ。
出来ないなら、お願いだから安易に口にしないで。
言われる度に、……ちょっと悲しくなるから。