兎のような君だから。
喧嘩という名のじゃれ合いに、
高確率で娘を引き合いに出してくる自分の両親。
ねぇ……人がこの上なく嬉しい報告に、この上なくちっこ〜い胸を幸せいっぱいに詰まらせてたっていうのに、よもやまさか自分が淹れたミルクティーが発端で夫婦喧嘩なんて……
これが発端になるとわかっていたならば、
私だってミルクティーなんぞ淹れ無かったのに…!orz
幸せな気持ちが一気にパァですよ!
今夜は最近嗜まなかったが久々に梅酒でも呑んでほろ酔おうかしら…なんて口元緩ませてにへら〜っとしていたのにっ もうっ!
それはいつものように仕事から帰還したゆみさんに、これまたいつもの如くミルクティーを淹れてお菓子と一緒に飲んでいた際のこと。ふとゆみさんが溜息を零したのです。
最初はその溜息は仕事の疲れからだと思っていました。
如何に家では朝から晩までテンションが高いゆっさんといえど、
やはり職場ではそれなりに色々とあることは愚痴を聴いたりで知ってはいたため。
因みにこの発端となったミルクティーですが、
仕事から帰還したゆみさんは吃驚仰天・二杯も飲みます。
ミルクティー二杯は流石にちょっとつまらないんじゃないか?と、
どうせならもう一杯は冷たい違うものにしようか?と当初訊ねたんですが、これがいいといってきかないため現在進行形で温かいミルクティーを二杯。
自分も自分用のカップに口をつけ、嗚呼……ちょっと牛乳多過ぎたか?…と眉間に八の字をうっすら浮かべたところ、母が実に憎らしげ〜にこう言ったのです。
母「○はこうなのに……なんでパパって自分の分しか淹れ無いんだろ」
……………。
………………………(´c_,`;)
寧ろ仕事の疲れからの溜息であった方がまだ…よかった。
我が家ではよっさんがうるさいため食後アイスなりプリンなりとデザートを食す傾向があるのですが、大抵その時かその後か飲み物を用意するのです。
特にこれといって誰が用意するとかは決まっていませんが、主に自分と母ですね。飲みたくなったな〜と感じた時に、「コーヒーorミルクティー飲む人〜」と声を掛けて、「ハイ!」と挙手するそんな感じ。なんてことはない我が家の日常です。
そう。強制でもなんでも無い、
ただの『自分は飲みたいから飲むけど他の二人はどうする?』。
けれどよっさんの場合、
この『他の二人はどうする?』が、全く無くてですね…
自分の分しか淹れない、また訊きもしないわけでして。
私はもう……なんというか、よっさんはそうなんだなぁぐらいの気持ちでしか無いため不愉快になることは無いんですが……妻であるゆっさんは以前からこのよっさんの態度に沸々としたものを感じていたらしく。
以前、自分は部屋に居たのでその時は知らなかったが、
母が自分の分だけ飲み物を淹れて飲んでいたらしくて。
それを見た父が「あ、お前自分の分だけ…!」的なことをのたまったそうなのです。その言葉はただでさえ沸々としていたゆっさんの心に更なる油を注ぎました。
母「自分はそうなのに自分がされたら文句言うなんて、なんなのあの男…!」
終いにはなんで結婚したんだか云々とまで言い始める始末。
確かにゆっさんの思う「嫌いな部分」をかな〜りその性格に持っているのがうちのよっさんです。
本当、聴いたら100人中100人が「じゃあ何故結婚した!」…と思うことうけあいのありっぷりなんですが、O家の七不思議・普段は普段でバカップルなのがこの夫婦なのです。因みにバカップルに拍車を掛けてるのは他ならぬゆみさんですが。
引っ越しをする度にアルバムを捲るわけですが、
見る度に娘の顔は「 …………。(´c_`) 」。
第一印象が初っ端からあまりよろしくなかったと聴く両親ですが、
自分が見てる分には兎にも角にもバカップルです。
喧嘩も絶えませんが(主に父親が一人でプンスカしてるだけ)人が気持ちよく寝てる朝から何がそんなに楽しいのか毎朝二人で爆笑してるようなそんな夫婦。
部屋の扉はきっちり閉めて寝る娘の耳にすら届く、二人のその笑い声。低血圧の自分にとってはうるしゃいことこの上ありませんが……まぁ、それでも幸せだったりする煩さでもあります。
まったくなんなんだかあの二人は…と、
思わず小さく笑ってはまた眠りにつく娘です(←テコでも起きない)
この前も何日だったか夜中か早朝かな?
なんだかやたらめったら揺れた日があって目が覚めましたが、人が気持ちよく寝てるのに以下略…と、眉間に不穏なものを浮かばせながらまた布団の中にもぐっていった次第。
揺れには結構敏感な方だと思いますが、――意地でも寝ます。
寝れる時に眠っておかないとネ…!(`・ω・´)ゞ
寝たくても眠れない日が度々自分にはあるため揺れなんぞに邪魔はされたくないのです。
やっぱり日頃の恨み辛みが蓄積してたのかなぁ…?
―――母親の不満はまだこれだけに留まらなかった。
夫婦水入らずで出掛ける際、
相変わらず父親は一人でスタスタと歩いていってしまうそうで。
このことについては以前から母が父に指摘していたんですが…
まぁ……脚のコンパスの違いというのか、父親に面白おかしくそんなことを言われたらしく本当に気遣いの無い男だとプンスカプンスカ。
好きな子ほど虐めたい――…
自分から見るよっさんはまさにそんな小学生のような人です。
からかいたいお年頃なのですヨ。もうすぐ還暦なのにね!(←
自分は父親と二人で出掛けても普通に隣を歩いてるので差して気にすることもなかった。多少は確かに速い感じもするが、これがよっさんのペースか〜みたいな感じでついていけてたので特になんとも。
ゆっさんと歩けばゆっさんのペースに合わせるし、ちょっと自分の方が速くなって歩いてしまっても途中で待ってまた一緒に歩く。
家族で出掛けていれば(自分がいるから)特に問題は無い話。
けれど夫婦で出掛けるとかなりの確率で発生する問題である。
自分の修学旅行中も、
これが原因で喧嘩してたからなぁ…(遠い目)
娘の欲目もあるかもしれないが、
よっさんだって充分気遣ってくれるし優しいのに。
なんやかんや口ではぶちぶち言いながらも結局最終的には母親のお願いを聴いてあげるし、朝なんて毎朝(たとえ喧嘩しても)職場まで車で送ってくれる。休みの日はお迎えにまで来てくれる。
自分に対してだってそうですよ。
端から却下せずに……しても後でちゃんと条件をつけて譲歩もしてくれるし、昨年の四月末以降は短い休憩時間わざわざ家に毎日帰ってきてもくれた。
私よりもよっさんと長く一緒に過ごしているゆっさんが、
そういった優しさをわからない筈は無いと思うんだけどなぁ…
わかってはいるけど腹立たしいといったところかな?
ゆっさんが望んでいるような気遣い方では無いだけで、
よっさんはよっさんで充分優しいとりっさんは思います。
まぁ…自分と同じ分を相手にも求めてしまうのは、
どうしようもないことなのかもしれないけれども。
母親の愚痴を永遠と聴き、
聴いた上で上記のようなことを娘は言ったわけですが……
母には「○のばかぁぁあああ」と言われ釈然とせん娘です。
な、何よ!私が一体何したよっ!(ノД`;)・゚・
いいじゃない!パパが気遣えないとこを娘が補えてるならそれで!それとも何か?娘じゃ嫌ってか?!!
絶対的な自分の味方であってほしかったのかはよくわかりませんが、なんだろう。父親の味方をしてるとでも思われたんだろうか???
どっちの血もブレンドされてる娘にそんな難しいこと望まれたって…と、ソファーの上で体操座りをしながら遠い目。――女って難しい。
取り敢えずその日、ゆみさんは「暫くは(よっさんに)甘えない!」…と豪語しておりました。娘はそれはもう生温か〜〜い目でそんな母を見守っていた次第です。
そう、それは絶対的に無理だと知っているからな。
暫くと言ったところで、もって半日。
ツンと澄まして頑張ってはいましたが………成程、
やはり無理がある。
やっぱねぇ……根が素直過ぎる人には無理なんですよ。うん。
結局二時間半程度の抵抗でした。
ふふ、そんなゆみさんが私は大好きです(´∀`)可愛い兎め。
高確率で娘を引き合いに出してくる自分の両親。
ねぇ……人がこの上なく嬉しい報告に、この上なくちっこ〜い胸を幸せいっぱいに詰まらせてたっていうのに、よもやまさか自分が淹れたミルクティーが発端で夫婦喧嘩なんて……
これが発端になるとわかっていたならば、
私だってミルクティーなんぞ淹れ無かったのに…!orz
幸せな気持ちが一気にパァですよ!
今夜は最近嗜まなかったが久々に梅酒でも呑んでほろ酔おうかしら…なんて口元緩ませてにへら〜っとしていたのにっ もうっ!
それはいつものように仕事から帰還したゆみさんに、これまたいつもの如くミルクティーを淹れてお菓子と一緒に飲んでいた際のこと。ふとゆみさんが溜息を零したのです。
最初はその溜息は仕事の疲れからだと思っていました。
如何に家では朝から晩までテンションが高いゆっさんといえど、
やはり職場ではそれなりに色々とあることは愚痴を聴いたりで知ってはいたため。
因みにこの発端となったミルクティーですが、
仕事から帰還したゆみさんは吃驚仰天・二杯も飲みます。
ミルクティー二杯は流石にちょっとつまらないんじゃないか?と、
どうせならもう一杯は冷たい違うものにしようか?と当初訊ねたんですが、これがいいといってきかないため現在進行形で温かいミルクティーを二杯。
自分も自分用のカップに口をつけ、嗚呼……ちょっと牛乳多過ぎたか?…と眉間に八の字をうっすら浮かべたところ、母が実に憎らしげ〜にこう言ったのです。
母「○はこうなのに……なんでパパって自分の分しか淹れ無いんだろ」
……………。
………………………(´c_,`;)
寧ろ仕事の疲れからの溜息であった方がまだ…よかった。
我が家ではよっさんがうるさいため食後アイスなりプリンなりとデザートを食す傾向があるのですが、大抵その時かその後か飲み物を用意するのです。
特にこれといって誰が用意するとかは決まっていませんが、主に自分と母ですね。飲みたくなったな〜と感じた時に、「コーヒーorミルクティー飲む人〜」と声を掛けて、「ハイ!」と挙手するそんな感じ。なんてことはない我が家の日常です。
そう。強制でもなんでも無い、
ただの『自分は飲みたいから飲むけど他の二人はどうする?』。
けれどよっさんの場合、
この『他の二人はどうする?』が、全く無くてですね…
自分の分しか淹れない、また訊きもしないわけでして。
私はもう……なんというか、よっさんはそうなんだなぁぐらいの気持ちでしか無いため不愉快になることは無いんですが……妻であるゆっさんは以前からこのよっさんの態度に沸々としたものを感じていたらしく。
以前、自分は部屋に居たのでその時は知らなかったが、
母が自分の分だけ飲み物を淹れて飲んでいたらしくて。
それを見た父が「あ、お前自分の分だけ…!」的なことをのたまったそうなのです。その言葉はただでさえ沸々としていたゆっさんの心に更なる油を注ぎました。
母「自分はそうなのに自分がされたら文句言うなんて、なんなのあの男…!」
終いにはなんで結婚したんだか云々とまで言い始める始末。
確かにゆっさんの思う「嫌いな部分」をかな〜りその性格に持っているのがうちのよっさんです。
本当、聴いたら100人中100人が「じゃあ何故結婚した!」…と思うことうけあいのありっぷりなんですが、O家の七不思議・普段は普段でバカップルなのがこの夫婦なのです。因みにバカップルに拍車を掛けてるのは他ならぬゆみさんですが。
引っ越しをする度にアルバムを捲るわけですが、
見る度に娘の顔は「 …………。(´c_`) 」。
第一印象が初っ端からあまりよろしくなかったと聴く両親ですが、
自分が見てる分には兎にも角にもバカップルです。
喧嘩も絶えませんが(主に父親が一人でプンスカしてるだけ)人が気持ちよく寝てる朝から何がそんなに楽しいのか毎朝二人で爆笑してるようなそんな夫婦。
部屋の扉はきっちり閉めて寝る娘の耳にすら届く、二人のその笑い声。低血圧の自分にとってはうるしゃいことこの上ありませんが……まぁ、それでも幸せだったりする煩さでもあります。
まったくなんなんだかあの二人は…と、
思わず小さく笑ってはまた眠りにつく娘です(←テコでも起きない)
この前も何日だったか夜中か早朝かな?
なんだかやたらめったら揺れた日があって目が覚めましたが、人が気持ちよく寝てるのに以下略…と、眉間に不穏なものを浮かばせながらまた布団の中にもぐっていった次第。
揺れには結構敏感な方だと思いますが、――意地でも寝ます。
寝れる時に眠っておかないとネ…!(`・ω・´)ゞ
寝たくても眠れない日が度々自分にはあるため揺れなんぞに邪魔はされたくないのです。
やっぱり日頃の恨み辛みが蓄積してたのかなぁ…?
―――母親の不満はまだこれだけに留まらなかった。
夫婦水入らずで出掛ける際、
相変わらず父親は一人でスタスタと歩いていってしまうそうで。
このことについては以前から母が父に指摘していたんですが…
まぁ……脚のコンパスの違いというのか、父親に面白おかしくそんなことを言われたらしく本当に気遣いの無い男だとプンスカプンスカ。
好きな子ほど虐めたい――…
自分から見るよっさんはまさにそんな小学生のような人です。
からかいたいお年頃なのですヨ。もうすぐ還暦なのにね!(←
自分は父親と二人で出掛けても普通に隣を歩いてるので差して気にすることもなかった。多少は確かに速い感じもするが、これがよっさんのペースか〜みたいな感じでついていけてたので特になんとも。
ゆっさんと歩けばゆっさんのペースに合わせるし、ちょっと自分の方が速くなって歩いてしまっても途中で待ってまた一緒に歩く。
家族で出掛けていれば(自分がいるから)特に問題は無い話。
けれど夫婦で出掛けるとかなりの確率で発生する問題である。
自分の修学旅行中も、
これが原因で喧嘩してたからなぁ…(遠い目)
娘の欲目もあるかもしれないが、
よっさんだって充分気遣ってくれるし優しいのに。
なんやかんや口ではぶちぶち言いながらも結局最終的には母親のお願いを聴いてあげるし、朝なんて毎朝(たとえ喧嘩しても)職場まで車で送ってくれる。休みの日はお迎えにまで来てくれる。
自分に対してだってそうですよ。
端から却下せずに……しても後でちゃんと条件をつけて譲歩もしてくれるし、昨年の四月末以降は短い休憩時間わざわざ家に毎日帰ってきてもくれた。
私よりもよっさんと長く一緒に過ごしているゆっさんが、
そういった優しさをわからない筈は無いと思うんだけどなぁ…
わかってはいるけど腹立たしいといったところかな?
ゆっさんが望んでいるような気遣い方では無いだけで、
よっさんはよっさんで充分優しいとりっさんは思います。
まぁ…自分と同じ分を相手にも求めてしまうのは、
どうしようもないことなのかもしれないけれども。
母親の愚痴を永遠と聴き、
聴いた上で上記のようなことを娘は言ったわけですが……
母には「○のばかぁぁあああ」と言われ釈然とせん娘です。
な、何よ!私が一体何したよっ!(ノД`;)・゚・
いいじゃない!パパが気遣えないとこを娘が補えてるならそれで!それとも何か?娘じゃ嫌ってか?!!
絶対的な自分の味方であってほしかったのかはよくわかりませんが、なんだろう。父親の味方をしてるとでも思われたんだろうか???
どっちの血もブレンドされてる娘にそんな難しいこと望まれたって…と、ソファーの上で体操座りをしながら遠い目。――女って難しい。
取り敢えずその日、ゆみさんは「暫くは(よっさんに)甘えない!」…と豪語しておりました。娘はそれはもう生温か〜〜い目でそんな母を見守っていた次第です。
そう、それは絶対的に無理だと知っているからな。
暫くと言ったところで、もって半日。
ツンと澄まして頑張ってはいましたが………成程、
やはり無理がある。
やっぱねぇ……根が素直過ぎる人には無理なんですよ。うん。
結局二時間半程度の抵抗でした。
ふふ、そんなゆみさんが私は大好きです(´∀`)可愛い兎め。